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高収益会社Googleと極貧層の子供たち

分裂勘違い君劇場グループ - 劇場管理人のコメント - ワーキングプア以下のどん底からはい上がる人たち

インドの働く子供たちのNHK特集を見終わった。

親もなく、家もなく、働いても働いてもごくわずかなお金しかもらえず
路上で極貧生活をする子供たちの話だ。
中には、昔の雇い主にナイフで切り刻まれ、
虐待を受けて逃げ出してきた異国の子供もいる。

気になったのが、子供たちが、仕事があるので小学校にすらいけず、
読み書きを習うことができないということだ。
これは、本当に絶望的だ。

この状況から抜け出そうにも、読み書きすらできないのでは、
対策を立てるために情報収集をしようにも、
情報の入手自体がかなり限定されてしまう。
だから、ろくな作戦が立てられない。

そして、読み書きを必要とする多くの職業につける可能性を奪われてしまっている。
自分の力ではい上がろうにも、はい上がる手段までが奪われているのだ。
これほど絶望的な状況に置かれたら、もはや手の打ちようがない。

これで貧困の中に転落していったとしても、とても本人の責任だとは言えないだろう。
明らかに、誰かが彼らに手をさしのべてやらなければならない。
政府は予算を割り当て、対策を打たなければならない。


<てるやん>
  これはさすがに僕もそう思います。


。。。と思うのが普通だろう。

しかし、この番組の中で、子供たちは、驚くべき強靱さを見せる。

まず、ほんの10才とか11才の子供たちが、お互いに集まって仲間になり、結束する。
何ヶ月分もの給料を踏み倒そうとする店主の店に、
みんなで押しかけて、未払いの給料を払わせるように交渉する。*1

「いつまでも使われる側だから搾取されるのだ」と考え、
子供たちだけでチャイの店を出そうと計画する。
驚いたことに、人に使われるのではなく、
自分の店で自分のために働くことの方がずっとすばらしい
という意識を明確に持っている。

幼いながらも、自分自身の人生の主人公になろうという、
自立意識、独立精神がかいま見える。

そして、その計画を練るために、情報収集をして回る。
近所のチャイの店の主人に、店を出すためにいくらぐらいかかるかヒアリングに行く。主人は、ヤカンやコップなどの備品類にそれぞれいくらぐらいかかるかなど説明する。

また、店を出す資金を借りるための交渉をNGOの人のところにしにいく。
この辺は地代が高いから云々など、現実的な話をいろいろ諭される。
だんだん旗色が悪くなり、仲間たちの間に、不安と絶望の感情が広がっていく。
そもそも、店を出すなんて、無理なんじゃないかって。

「それでも、まだあきらめたくはない」って、リーダーがみんなの動揺を抑え、
もう少し踏みとどまろうと呼びかける。

そして、みんな苦労して働いたわずかな賃金の中から、
毎日少しずつお金を集め、NGOの簡易銀行に貯金し、店の開店資金を作っていく。

そして、そのうちの一人は、仕事が終わった夜遅くに、勉強する。
勉強して、小学校卒業の資格を取りたいのだという。
子供たちは、誰かがなんとかしてくれることなんて、期待しちゃいない様子だった。

守ってくれるものもなく、ろくなものを食べず、ろくなものを着れず、
ろくな場所で眠れず、ろくな情報を得られない、
八方ふさがりで自殺するしかなさそうなどん底にありながら、
それでも、泣き言を言わず、言い訳をせず、現状を打開するために、
シビアに情報収集し、分析し、組織を作り、ビジョンを構築し、
具体的な行動計画を立て、試行錯誤を繰り返しながら、自分の未来を切り開いていく。


  えーーーー( ̄□ ̄|||)!
  なんだ、その子供たち!!
  小学校にもいけない、字も読めないワーキングプア以下から自立だって???
  ありえねえ!!!


  、、とはいえ、これはもちろん超レアケースなはずだ。
  インドの貧民層がこんな子供たちばっかりだったら、
  むしろ憐れなのは日本のワーキングプアの人たちだ。

  では何がこの子供たちと、他の子供たちを分けたのか?
  リーダーが子供ながらにとんでもないカリスマをもってるのか??


  しかし、僕はこの状況を他にもどこかで見たことある。
  前に記事に書いたように思う。
  他の子供と、自立した子供たちを分けたもの、、、、
  それは


まず、ほんの10才とか11才の子供たちが、お互いに集まって仲間になり、結束する。


  ここだ。

  サンライズのアニメじゃないが、
  「大人のいないチーム」だからこその知恵と行動力なんじゃないだろうか?

  というのは

どんな企業でも Web2.0化して利益を倍増させるコロンブスの卵が発見された!! - あるSEとゲーマーの四方山話

▽中間管理者を置かないGoogleが、なぜあれだけ都合よく自己発展していくのか?

ここからはくだんのグーグルの場合を考えて見ましょう。

彼らのとんでもない効率の良さと利益率、その先見性は、
優秀なドクターをたくさん採用してるのが出発点でしょうか?
僕はこの社内ブログを見てどうもそれは本質ではないような気がします。

(略)

「みんなをつなげて全体最適化をはかる」
グーグル社内のさまざまなルールも全てはこれに基づいており、
ここで働けば全従業員が最大効率のプロジェクトを自動的に選び、
最大限の力を自動的に発揮できるようになります。
ほとんど管理は必要ありません。


  Googleの組織はほぼフラットで、役職の上下があまりなく
  (むしろ上の人ほどコード書いてるらしい)
  社長から平社員まで何も通さずすぐに話ができます。

  検索技術を中心としてますが、
  そこから派生するサービスは全てボトムアップの企画。
  数々の買収もボトムアップから決めたものも多いとか。
  トップダウンで決めることはほとんどないそうです。

  なにがいいたいのかというと

「うちの社長(上司)はわかってない」
と居酒屋で愚痴ってるのをあなたは何万回聞きましたか?

でもこれは社長(上司)が悪いんじゃなくて
上の管理職はいちいちそういった細かい案件を纏め上げたり、
本当に有効でも手をつけれないほど今が忙しいので、上には通らないのです。
だって判断してそれをまとめ上げる脳みそが数名分しかないのに、
市場や現場からたくさんの要望があってもおのずと限界があるのです。

だから重役だけで作戦を考えて、
その数名の脳みそで考えたトップダウンじゃないと会社は回りません。
重役以下の○○○○名の頭脳はゴミ箱に捨てるしかないのです。
彼らは上の言うとおり働く以外、選択肢はありません。


  インドの子供たちを考えてみましょう。

  貧困層の子供たちは、一応「家族」があったり
  又は安い労働力をこきつかう「大人」の下で働いてると思います。
  (仕事あるだけましですが)


  「家族」での頭脳は父親でしょう。副社長として母親もいるかもしれません。
  家族の行き先はトップダウンで決められ
  どれだけ子供がいても、子供の頭脳なんて使いません。
  親と対等に話ができる子供はいませんから。


  「大人」の下で働いてる子供たちも、その大人に依存してます。
  トップダウンで大人の言うとうりに動けばわずかな給金がもらえる。
  もちろんそこからは抜け出せないのですが。。。


  そして、
  「ほんの10才とか11才の子供たちが、お互いに集まって仲間になり、結束する」
  場合です。
  ここには、トップダウンはありません。
  もちろんリーダー的存在はいるでしょうが、年も近くほぼフラットな関係です。

  そう。
  この、トップダウンのきかないフラットな関係でこそはじめて
  子供たちは自分の意見をいい、変なアイディアをお互いで磨きあって
  実行に移せるわけです。


つまり最適な検索技術開発を選んだ時点で
Webの思想を発見してしまうのは彼らの運命であり、
彼らはそこへみんなを導いたのではなく、むしろそこに導かれた。

数千人のドクターがみなIQが200もあるのかというとそうではなく、
せいぜい凡人よりちょっと高いか同じ程度。
彼らは脳の細胞やインターネットがそうであるように、
フラットに社内の頭脳を全部結び付けてしまうことで
IQ600程度の判断を「グーグルという脳みそ」で行ってるのではないでしょうか?



  なんとなく重なるんですよ。
  本質的なところで、Googleと、その子供たちが。


  もちろんそんなうまくいくことこそまれでしょう。
  実行してみたら、状況が突然変化するのは日常茶飯事です。
  そんな子供たちの最後の決め手となったのは





「それでも、まだあきらめたくはない」





  極貧層の子供たちに教えられるとは(>_<)
  1. コメントを書く(6)
  2. トラックバック(0)
  3. 2007/06/28
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コメント

<たっく> 

日本のニートやワーキングプアがここまで出来ないのはそれなりに生活が出来てるからかもね。
切迫感が無いからズルズルといっちゃう。
  1. #2NZBXl8Y
  2. [編集] |
  3. 2007/06/29

<てるやん> 

切迫感がないというのはそのとおりだと思う。

そしてインドの自立できない子供たちもそうなんだよね。
そこまで追い詰められていながら、自分では何もできない。
何も行動を起こせない。

やはり、フラットな立場の仲間と
話し合って、わかりあえる場が重要なんだと思う。

周りにダメだといわれたり、邪魔があったりではとても行動なんて起こせないけど
支えあってくれる仲間がいたり、
その仲間のためだと思えるなら困難なことも行動につながるんじゃないだろうか?

Googleの社員が
「ここまでしてくれたら会社に何かしないと気がすまない」と思うように。
  1. #XCrtMn7Q
  2. [編集] |
  3. 2007/06/29

<たっく> 

そんなGoogleだが、、、

“磁力”弱まるGoogle――新興企業に人材流出 - (ITmedia News)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0706/29/news081.html

「泳ぎ続けなければ生きていけないサメ」と「波間にただようマンボウ」、あなたはどっち? - (Life is beautiful)
http://satoshi.blogs.com/life/2007/06/post-6.html

会社が大きくなってくるにつれ、面白みが薄れてくるもんだな。
つまらないしがらみとか・・・。
  1. #2NZBXl8Y
  2. [編集] |
  3. 2007/06/29

<てるやん> 

確か他にも買収したベンチャーの社長がGoogleを抜けたとか、
はてなに元Google社員の人が入社したとか、
最近はtwitter作った人も、元Googleエンジニアだったとか、
いろいろ記事に出るようになったね。

異常な成長を遂げてきたGoogleもここにきて魔法が切れたか。
ずっと肯定的な見方をする人は、
「Googleもやっとここまできたか」というのだろうか。
「Googleからは一つとしてベンチャーが生まれてない」
なんて揶揄されてたのも昔のはなしか。

ーーーー
スタッフが増え、雇用が増えれば――そして社員の減少とオファー受け入れの率が変わらなければ――Googleを去って新興企業に移る人の絶対数は増えると同氏は言う。「新興企業はこれを変化として体験するが、われわれの観点からすれば、大した変わりはない」
ーーーー

どの企業もそういうよね。
もちろんGoogleほどの規模と資金があれば、
大ダメージというほどのものではないのもやはり事実だろう。
弱気な発言はできないしね。

ーーーー
「優秀な人材を引きつけ、既存の社員を引き留め、あるいは意欲を持たせることがうまくできなければ、効率的に成長できないかもしれない」とGoogleは当局に提出した書類で認めている。
ーーーー

しかし、素直にこれを認めることができるっていうのも
やはりGoogleの強さなのかもしれない。
常に変化しつづける会社が、この改革に乗り出すとしたら、、、

ーーーー
同社は、最新鋭の製品を開発するためにオフサイトの「スカンクワーク(社員の個人的なプロジェクト)」事業を設ける実験や、事業の各部分を分離して、社内でもっと自律的な部門として運営されるようにする施策を始めた。組織内で雇用や取引などの活動の権限を分散させる試みも行っている。
ーーーー

この試みはわりと的を得てる気もする。
Googleがいくら20%ルールをしいても、
コアの「検索技術」からは離れられないわけで
Googleのサーバー資源は「情報を整理する」ことに集中してるはず。

だから20%ルールでいくら社員が自由なアイディアを出しても
「検索」からとんでもなく離れるところにはサーバー資源を使えないわけだ。
たぶん、twitterとか、SNSとか、、

とすると、そういう技術者を逃さないためには、
「検索」から離れたことをも包括する
社内でもっと自律的な部門として運営されるようにする施策
が必要なわけで。。。


しかし、うまくいくかね?

いくらGoogleでも、Webの半分も網羅できてないわけで
サーバー資源を他の分野に割いて
「検索」の力をヘタに分散してしまうのもいかがなものかと。

逆に、今のGoogleの成長のまま「検索」以外のさまざまなWebサービスを
Googleが自社で全てまかなうようになってしまうのも末恐ろしい話で。。。

変化の激しい会社なだけに、ここからうまい落としどころを見つけるのか
もしくは、これだけ大きくなったのだからある程度の流出もしかたなしとなるのか。
  1. #XCrtMn7Q
  2. [編集] |
  3. 2007/06/30

<hamasta> 

こんなニュースも

http://d.hatena.ne.jp/ryoko/20070630#1183212590
株式会社「はてな」退職のお知らせ

世の中サバイバルですね

そういえば、台湾とかに出張に行く知り合いの人が
「あっちの若い世代は勢いが違う」って言ってたなあ
  1. #Zu6GYWc2
  2. [編集] |
  3. 2007/07/02

<てるやん> 

>台湾

日本は世界経済2位の先進国としてそれにふさわしい
「人の活用の仕方」がまだ整ってなくて若い人に厳しいところあるだろうけど
台・中・韓はまだまだ伸び盛りですもんねw

日本としてはともかく、個人的には負けたくない。
  1. #XCrtMn7Q
  2. [編集] |
  3. 2007/07/02
なまえ:


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