<たっく>「○○の風上にも置けないヤツだ」なんて言い回しがある。
おいらはこの慣用句について疑問を持っている。
上座、下座という言葉があるように普通は"上"の方が偉いわけだが、
なぜ見下す言い回しの「風上にも置けない」の場合は"風上"なのか。
上座、下座の流れで行けば「風下にも置けない」の方が筋が通っていそうなものである。
では、この「風上にも置けない」という慣用句の意味、語源はどうなってるのだろうか。
風上に置けぬ(かざかみにおけぬ)
それを風上に置くと臭気が酷くて困るというところから、卑劣な人間を憎しみ罵っていう言葉。
自分たちと同じ仲間と思われては心外であるほど、卑劣で見下げ果てた者である。
類:●面汚し 例:「教師の風上にも置けない」
by くろご式 慣用句辞典
どうやら酷い臭いだから風上には置けないという意味から来ているようだ。
それなら「風上に置けない」わけだ。 フム、納得!
しかしここで新たな疑問が出てくる。
「風上に置けぬ(ない)」ならまだわかるが「風上
にも 置けない」とはどういうことか?
"にも"が付いているということは"風上"より前に置き場所候補があったはず。
しかしそこには置けなかった。かといって風上にも置けない。そんなニュアンスになるだろうか。
でも普通、臭いものは風下に置くでしょ?
風下に置いて臭いものは当然風上に置いても臭い。
だが風上に置いて臭いものは風下に置くと臭いが解消されるかもしれない。
臭いもの置き場の最後の砦としては「風下」の方が妥当だろう。
慣用句辞典にも書いてあるように、この慣用句を使うのは同じグループもいて欲しくないという言い方の場合。
そうなると風下に置くという選択肢がまだ残ってる「風上に置けない」という表現より、
「風下にも置けない」の表現の方がやはりふさわしいように思える。
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- |2007/07/05(木)